和佐大輔氏からのメッセージ

今私が最もフィーチャーしている人物『和佐大輔』氏から1通のメールが配信されました。
このメルマガを書き上げるのに3時間を要したと言うだけあってとても長いです。若干24歳の青年がこんなことを考えているのかと言う、まさに驚愕の内容です。是非一読してみて下さい。

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どうも、和佐です。

最近考えていることを書きます。少し、難しく感じるかもしれません。

でも、しっかりと読めば必ず理解出来るはず。
そして、今から書くことは、これから僕らが本当の意味で
人生を自由に、豊かに生きていくための基礎となる考えです。

「どうやれば儲かる」とかではなく、
「どうして僕らは満たされないのか?」というもっと
ダイレクトに人生に影響する問題です。

多くの人に取っては、聞いたことも無い話しになると思います。

でも、ぜひ読んで欲しい。これが僕の本音です。

本当に人生を変えたいなら、今の自分には難しい領域や
理解出来ない領域に目を向けないと行けません。

今見えている領域、今理解出来る領域、今考えられる領域、
今移動出来る領域、今関係出来る領域だけで、自分の人生を
変えようと思っている人は、

「白馬の王子様を待つ少女」

と、同じでしょう。

人生を変えるのは、そんな希望観測的な出来事ではなく、
いつだって、未知との遭遇です。

誰かがあなたの人生を変えてくれて、シンデレラのような
ストーリーに巻き込んでくれたら嬉しいと思いますが、
しかし、そんなことはほとんど起こらないでしょう。

シンデレラ/プリティ・ウーマン/花より団子...

物語はいつでも、「自分の意志とは無関係に始まり、
ハッピーエンドに終わりますが」、現実は違います。

残念ながら、誰かがあなたをシンデレラにしてくれることは
ないのです。

魔法使いも、カボチャの馬車も、舞踏会も、王子様も、
どこにも存在しない。

ただあるのは、あなた自身の選択と行動、そしてその結果です。

1年後の未来、あなたはどうなっているでしょう?

僕は心の底から心配です。

お金を稼ぎたい、自由になりたい、人生を変えたいと思っている
にもかかわらず、その99%は

何の変化も起こせずに時間を過ごします。

いや、変化が起きないならまだいいですが、最近聞いた話では、
借金をしてまで高額なビジネス塾に入り、人生を大きく狂わせる
人もいるようです。

「まあ、所詮、自己責任だよね」と、
失敗した人をあしらうのは簡単です。

でも、僕にはどうしても、退職金を全て注ぎ込んだ人や
借金をした人に、そんな冷酷な言葉をかけることは出来ません。

とはいえ、「既に起こったこと」は変えられないので、
僕は「もう二度とそんなことが起こらないように」警告を発し
続けているのです。

どうでしょう?

あなたの1年後の未来を想像してみてください。

既に何かしらの、自分のオリジナリティを発揮した活動を
起こしている人は、具体的に1年後をイメージ出来ると
思います。

しかし、ほとんどの人が、
「自分が成功している姿」なんて想像もできないでしょう。
恐らく、想像出来るのは、

「既に成功している誰かの姿」でしょう。
自分ではない。

僕はここに、決定的な問題が隠れ潜んでいると考えています。

結論から言うと、僕らはこれまで何度も、


偽物では成功出来ない

と、言い続けてきました。

偽物とはつまり、誰かのマネであり、コピーであり、
テンプレート人間のことです。

これが真実です。

少し社会学的な話しになりますが、
「ジャン・ボードリヤール」というフランスの思想家がいました。

彼の著作である、

「シミュラークルとシミュレーション」

は、映画マトリックスの基礎理論に強く影響しました。

僕は無類のマトリックス好きなのですが(笑)
この「シミュラークル」と「シミュレーション」という
言葉は非常に興味深いものです。

簡単に言えば、

シミュラークル  = 模倣品
シミュレーション = 模倣

という意味です。

ボードリヤールは、資本主義の構造をこの2つの概念で
説明しました。

僕らは何か物を買う時、もはや「使用価値」というもので
判断することはありません。

商品を買う理由はそれぞれですが、そのそれぞれは、
「何かを変えるため」ということに帰結します。

例えば、パソコンを買い替えるのは、スペックの違いが
自分の生産能力を向上させたり、「重たい」というストレスを
軽減させるからです。

「必要だから買う」のではなく、「変えたいから買う」
わけです。

服も、食品も、家も、あらゆる消費は、必要なものに向けられる
のではなく、変化を起こすことに向けられています。

でも、これって本末転倒だと思いませんか?

昔は、

「おなかが減ったから飯を食う」

だったのが、

「美味しい物を食べたいから飯を食う」

に、変わったのです。

必要の無いもの、必要の無い変化を欲望するようになったのです。

これは、

「成功」

も、同じことです。

「働かないと死んでしまうから働く」

のではなく、

「成功したいから働く」

に、変わった。

本来消費とは、必要だから消費するものでした。

なぜ「目的」と「行動」が逆転したのか?
この理由こそが、ボードリヤールが示した、
シミュラークルとシミュレーションでした。

ボードリヤール曰く、シミュレーション(模倣)には、
元となるモデル(オリジン)が必要不可欠です。

「おいしい食べ物」をシミュレーション(模倣)し、
シミュラークル(模倣品)を創るには、そもそもとして、
「おいしい食べ物」が必要です。

オリジナルモデルが無ければ、模倣することは出来ません。

で。

人類は数千年の歴史の中で、
ありとあらゆるオリジナルモデルを生み出してきました。

そして、僕らはその生み出されたオリジナルモデルの
シミュレーションである、シミュラークルを消費して
生きているのです。

例えば、「パソコン」は、誰かが最初に作ったものがあって、
僕らが使っているのは、それの模倣品です。

つまり、

世界のほぼ全てはシミュラークル(模倣品)になったのです。

これを可能にしたのは、資本主義経済と機械化です。

資本主義経済はありとあらゆる聖域を犯し、元々は限られた
特権階級のみが手に出来た「オリジン」を、一般大衆の
消費対象としました。

わかりやすいのは芸術。

ルネッサンス以降、芸術は特権文化ではなく、大衆文化になり、
資本主義の奴隷となりました。

「表現したいものを表現する時代」から、
「売れるものを表現する時代」に変わったのです。

そして、テクノロジーの進化によって、あらゆるものが
大量生産可能になります。

絵や音楽でさえも、写真やCDとなって、
シミュラークル(模倣品)と化して行きました。

どうでしょう?

少し自分の部屋や持ち物に目を向けてください。

その中に、オリジナルはあるでしょうか?

恐らく、1つとしてないのです。

「お金で買えるもの」のほぼ全ては、シミュラークルとなり、
僕らはもはや、ありもしない理由で、その模倣品を買います。

なぜなら、

僕ら人間もまた、シミュラークルと化したからです。

例えば、僕らが服を買うとき、その理由は「寒いから」ではなく、
「オシャレをしたいから」です。

そしてその「オシャレ」とは、雑誌やテレビで見る人達の模倣であり、
その雑誌やテレビに出ている人もまた、誰かの模倣なのです。

詰まる所、僕らの欲望は、
「誰かが、自分よりも、際立った違いを持っているから」という
“憧れ”や“妬み”によって生み出されているのです。

成功したい理由は何ですか?

誰かが羨ましかったり、誰かのようになりたいからですよね?

この価値観こそが、シミュレーションされた、
シミュラークルなのです。

本当は成功なんて必要ないかもしれませんよ?(笑)

特に、日本では、ホームレスでもなかなか死なない。

シカゴとか、ロシアのホームレスは、ガンガン凍死しますが、
日本は暖かいのです。

僕らは生まれた瞬間から既に模倣品であり、この世界そのものも
模倣品で形作られています。

そしてさらに、

インターネットが模倣を加速させています。
日本は戦後から、教育によって「国民の偽物化」を進めてきました。

これは、簡単に言えば、

「よく憧れ、よく消費し、よく働く人間を生み出すこと」です。

自分が偽物であるという不足感と、新しい消費をしなければ
どんどん取り残されて行くという危機感と、

その為には頑張って働くしか無いという固定観念によって
見事に、日本は経済大国へと躍進しました。

ここまで資本主義的な、シミュラークル人間を生み出せた
教育は、歴史上他に無いでしょう。

そう

日本はこれまでよく頑張ってきたのです。

偽物だらけの世界において、偽物を量産することで、
「一部のオリジン」がコントロールしやすい体制を
作り出してきた。

資本主義とは、簡単に言えば、
「憧れ」と「模倣」の2種類の要素によって成り立っています。

「憧れを生む側」が経済的な成功を収め、
「憧れを模倣する側」がひたすら消費を行う。

しかし、一見単純に見えるこのシステムも、
インターネットの登場によって、立場が逆転しようとしています。

インターネットによって、僕らは過度な模倣のサイクルに
突入しました。

模倣が加速するとどうなるのか?

それはつまり、「憧れの形骸化のスピードが上がる」という
ことです。

流行り、廃りのスピードアップです。

現在の日本の若者は、「無欲、無気力」だとよく言われますが、
そりゃそうなのです。

だって、インターネットにアクセス出来れば、そこには「違い」が
ほとんどないから。

誰もが平等にYoutubeを楽しめ、誰もが平等に映画や音楽を
楽しめる。

もはや、既にある模倣品だけで、十分に楽しいわけです。

だから別に、高級車とか欲しくない。

消費とは、憧れを模倣することによって、他の人との差別化を
行う行為です。

模倣の加速は、差別化を困難にしました。

それを、若者はよく理解しているのです。

「努力しても、人生はそれほど差別化されない」

「物の消費」によって、簡単に満たされていた差別化が、
もはや、インターネットで「無料」になり、簡単に満たされ
過ぎるようになった。

「過ぎたるは猶及ばざるが如し」

とは、よく出来た言葉ですね(笑)

そして、消費者の「憧れの消費スピード」が加速すると言う
ことは、憧れを生む側の人間にとっても、死活問題となります。

消費者が最低限の生活に満足し、
「憧れない、消費しない、働かない存在」となったら、
それこそ、日本の経済は破綻します。

新興国に簡単に負けることになるでしょう。

でも、実際問題として、今はそんな危機的な状況なのです。


・・・・


では、これからどうすればいいのか?
答えは実は簡単です。

「憧れを消費しない・させない」ということです。

これまでの資本主義経済は、ファッションや流行などの、
「消費を助長させる形」で、成長してきました。

しかし、もはやそれにも限界が見えてきた。

次の時代は、より本質的に、
「簡単には消費されない・出来ない憧れ」を生み出し、
それを目指すと言うことです。

僕は別に、

・憧れを生む側
・憧れを消費する側

の、どちらかが「悪い」と、言っているわけではありません。

「経済とはそーゆーものである」と、言っているわけです。

消費者にとって、憧れは活力です。

僕らのお父さん世代の人達は、
「夢のマイホーム」に憧れて、頑張ったわけです。

憧れは、人間社会にとって必要なものなのです。

でも、それが今、失われつつある。

いくら勉強して、いくら条件のいい企業に就職しても、
幸せとは限らない。

日本自体の未来が危うい。

こんな、憧れを失った、ニヒリズムに毒されているわけです。

だからこそ、僕らは何かに憧れるべきだし、憧れを生み出すべき
なのです。

そしてそれは、これまでのように、
「簡単に消費され尽くしてしまうもの」であってはいけない。
僕はずっと、

「ライフスタイルを提案し、ヴィジョンを掲げ、共に歩め」
と、色々な音声や教材で語ってきました。

そう

究極的に言えば、

死ぬまで達成出来ない理想の中で生きる
ということが、僕らに活力を与え、消費を活発化させ、
経済を成長させる、次の成長曲線となるのです。

もちろん、究極的なので、「死ぬまで達成出来ない」と
言うのはかなりマッチョな発想ですが、簡単に達成出来たり、
飽きられる憧れに意味は無いのです。


・・・・


本質的な憧れを生み出すことが成功すること。

これが、インターネットが発達し、あらゆるものが
シミュラークルとなり、模倣が加速した世界で成功する
唯一の方法です。

成功とは、差別化のことです。

なぜなら、憧れはその「差」から生まれるから。

お金、知識、経験、スキル、持ち物、人脈、あらゆるものの
「差異」を大きくして行くことで、初めて憧れは生まれ、
憧れられる人間のことを成功者と呼びます。

「お金持ち」だけが成功者ではないですよね?

しかし、残念なことに僕らは、長年の日本教育によって、
「偽物」として育てられてきました。

「誰かの模倣をすること」以外に、自分自身に変化を起こす
方法を知りません。

だから、インターネットでお金を稼ぎたいと考えるほとんどの
人達は、「成功者のマネをすること」で、成功者に近づけると
考えています。

・・・・

どうですか?

矛盾を感じませんか?

インターネットは模倣を加速させました。

つまり、「成功者のマネ」も加速させたのです。

「差異の大きさ」が「憧れを生む」のに、皆が同じように
成功者のマネをしたら、差異なんて生まれないと思いませんか?

いくら努力しても、大した違いは生まれないのです。

「成功する方法」は、学校で教えられてきたことの真逆です。
テンプレートを売っている人達は、たぶん、それが長期的に
見れば自分の首を絞めていると言うことに気が付いていません。

現状の、インターネットビジネスの世界は、20年前の大学に
似ているでしょう。

「高学歴=高収入」

という幻想を追い求めて、短期的な消費に走った。

「高学歴だから成功したモデル」をシミュレーションし、
シミュラークルとして市場に投げたのです。

その結果、20年経った今では、それが偽物でしかなかった
ことが明らかになった(苦笑)

ネットビジネスも同じです。

「秘密の情報=成功」

という、シミュラークル(模倣品)を生み出し、消費させる
ことにフォーカスしている。

秘密は、誰も知らないから秘密なのに。

どうでしょうか?

少しずつ、成功出来ない人や、何年経っても一向に収入を
増やせない人の陥っている負のロジックが見えてきたと思います。

何度でも言いますが、「偽物は成功出来ません」

じゃあ、どうすればいいのか?

最も肝心なことですが、これも至極簡単なことで、
「憧れを生み出すオリジナルになれ」ということです。

これ以外に方法はありません。

そして、これも何度も繰り返しますが、
「簡単に消費される憧れを生み出すな」ということです。

「新しいライフスタイルを提案し、ヴィジョンを掲げ、共に歩む」
これだけのことなのです。

8月26日に東京で、

「真夏の絶対領域メディア構築戦略セミナー」

というセミナーをやりますが、まさにこのセミナーが、
僕の考える、「新しい憧れの生み出し方」の基盤となります。

なぜなら、「メディア」という情報発信基地が無ければ、
誰にもその憧れを届けられないからです。

逆に言えば、メディアがあれば憧れが生まれる。

憧れは消費を生み、経済的な成功を生む。

結構、単純な話しです。

しかし、「模倣メディア」では、憧れを生むことは出来ません。

誰かのマネをすることではなく、自分のオリジナリティを見つけ、
育て、表現し、解放する必要がある。

誰かのマネは、あなたをよりシミュラークルな人間にします。

偽物です。

残念ながら、偽物のままでは、搾取され続けるか、
無気力になるか、残された道は2つに1つです(苦笑)

僕らは成長する過程で、どうしても誰かのマネをして、
そこから自分を形成して行きます。

「学ぶ」の語源が、「真似ぶ」であるように、
これは仕方が無いことです。

テンプレートを売っている人はよく、成功者のマネをすることが
成功の近道だと言いますが、そうではなく、

マネを超えることで成功は手に入るのです。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
成功者のマネは、50年前なら通用したでしょう。

でも、模倣が加速するこの時代では、通用しません。

マネを超えて行きましょう。

僕らは、オリジンにもなれるのです。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
・・・・


シミュラークルとオリジンの違いは何か?

それは、

オリジンは死ぬことが出来る
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ということです。

70億人いる人類の中で、差異を大きくし、唯一無二の
存在となったとき、その存在は「初めて死ぬこと」が
出来るようになります。

意味不明ですか?

だって、人間は死にますからね(笑)

でも、シミュラークルな人間は、「他にいくらでも代わりがいる」
という点において、死ねないのです。

「死」とは、「再生不可能な事象」だと言えます。

もう二度と繰り返せない。

だから、シミュラークルな人間は、その肉体が滅びようが、
「他の同じような人間」によって、再生されます。

ユニクロで大量生産されたTシャツを1枚破っても、
世界には何の意味もありませんよね?

これと同じことなのです。

しかし「世界最古の現存する衣服」は、破ったら死にます。

もう二度と再生出来ない。

僕ら自身も、極論を言えば、そんな人間になるべきです。

少なくとも、自分の生きているコミュニティの中では。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
あなたの家族や友人は、あなたの死後、その尊さを忘れない
でしょうか?

「誰かの死」を思い浮かべてください。

あなた自身、誰か身近な人が死んでから、その人のことを
語り継いだでしょうか?

子供に聞かせたでしょうか?

恋人に話したでしょうか?

オリジンとは、語り継がれるものなのです。

なぜなら、僕らはシミュレーションとシミュラークルの
世界を生きているのだから。

オリジンモデルは、必ず複製される。

僕ら自身が、オリジンモデルとなれば、それは語り継がれます。

例えば、「親戚の変なおじさん」の話をするように。

オリジンな人間は、死ぬことが出来るのです。

死によって、語り継がれる。

シミュラークルな人間は、例え肉体が滅んでも、他に代えが
いくらでもいるから、語り継がれることはありません。

まるで、まだ生きているかのように、何の尊さも感じないのです。

残念ながら、ね。

まあ、流石に、家族には語り継がれるでしょう。

墓もあるし、仏壇もあるから。

でも、ほとんどの人は友達にさえ、語り継がれることは
ありません。

あなたの友達は、あなたの死を、自分の息子に語るでしょうか?

それほどのオリジンがあるでしょうか?

「ない」ということが、問題なのです。


・・・・


オリジンになる方法。
~~~~~~~~~~~~~~~~
それは、

死する時間を過ごすこと
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
です。

死とは、二度と繰り返されないことです。

つまり、「死する時間」とは、
「二度と繰り返すことの出来ない時間」のことです。

時間は流れますから、厳密にはどんな時間も繰り返す
ことは出来ません。

しかし、僕らはなぜか、毎日同じようなことをして、
毎日同じようなものを食べ、毎日同じようなことを考えます。

繰り返される時間を生きているのです。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
まさに、シミュレーション(模倣)と
シミュラークル(模倣品)ですね。

これではオリジンになることは出来ません。

僕らは「死する時間」に価値をおき、意識的にその時間を
過ごす必要があります。

つまり、

この瞬間にしか出来ないこと、感じられないことに意識を向けるのです。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
世界は常に死んでいます。

何でもない日常でさえも、そこには再生不可能な何かが
あるはずです。

「青春」という、何でもない日々が、振り返ると唯一無二の
再生不可能な時間であったように、僕らはその死に気が付かずに
生きています。

そして、繰り返しの中で、
時間はまだまだあるし、まだまだ繰り返せる、
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
と、錯覚して行きます。

今、この瞬間は、死んでいて、
その死から何も感じないとしたら、感受性を無くしているのです。

でも、少しだけ意識すれば、朝、セミの鳴き声がよく聞こえ、
右翼団体の街頭演説がよく聞こえ、道に落ちているゴミに
よく気が付くようになるでしょう。

それらは、毎日違うのです。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
あなたの生きている時間は、この瞬間にも次々と死に、
再生不可能なのです。

そこに意識を向けて、何かを感じ取らないと、
もったいないと思いませんか?

そして、もし、その瞬間にしか出来ないことがあるなら、
やりましょう。

例えば僕は、

・井上雄彦展
・ワンピース展
・大塚美術館

など、画展にたまに行きますが、なぜ行くのかと言えば、
「今行かないと二度と行けないから」です。

もうすぐ、

・荒木飛呂彦展

も始まりますね(笑)

行くっきゃないでしょう(笑)

そして、ビジネスの活動も同じです。

「今しか出来ないこと」以外はやらないし、
「自分たちにしか出来ないこと」以外は興味ないのです。

生活のほぼ全てを「死する時間」として、尊く扱いたいと
思っています。

東京に行くたびに思うことは、人ごみの中ではその時間の
尊さを忘れてしまうと言うことです。

周りを見渡せば、ほとんどの人が日常を繰り返し、
毎日の少しの変化にさえ気が付きません。

ゴミが落ちていても拾わない。

歩きながら音楽を聴き、情報を遮断している。

これは本当に異常なことだと思います。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
シミュラークルな人間の大群がそこにいるのです。

自分を個性的だと思っている人間すら、それは誰かの模倣で、
モード学園とかに通っちゃってる人達は、まさに、
モード(流行)に踊らされているのです。

あまりにも、もったいない(苦笑)

少しだけでいい。

意識を変えて行きましょう。

毎日電車に乗っているなら、奮発してタクシーを使いましょう。

毎日弁当を食うなら、奮発してフレンチのランチに行きましょう。

日常を少しだけ意識して、違いを生んだり、気が付くだけで、
「差異」はどんどん大きくなり、オリジンが現れます。

そしてそれは、憧れを生み、語り継がれることになる。

世界の仕組みは、実はこんなにもシンプルで、
自分自身の選択と行動で変えることが出来るものなのです。

間違っても、

「成功者のマネをする」

なんて、シミュラークルな選択と行動はしないでください。

「憧れを消費すること」は出来ても、
「憧れを生み出すこと」は出来ないですから。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

・・・・


思っていたよりも長くなりました。

でも、伝えたいことは伝えられたと思います。

「シミュラークルとシミュレーション」
ボードリヤールが1981年に出版した本ですが、
こんなにも「昔から」模倣が世界を形作っていて、
インターネットによってさらに加速したのです。

映画マトリックスで描かれた「仮想空間」も、
まさに、シミュラークルな産物です。

言ってみれば、誰が、どんな人生も再生可能。

もうすぐ公開される、
「トータルリコール」も、シミュラークルな世界の
崩壊を描いていますし、

すこし前に公開されていた、
「TIME」という映画でも、同じようなテーマ性を感じました。

既に、色々なところで警告は発せられているのです。

「シミュラークルの終焉は、無気力な人間を生み出す」と。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
消費可能な憧れが、加速度的に模倣された時、もはやそこには
モチベーションなんてものは生まれません。

「カセットを入れ替えるだけで好きな人生が選べる」なら、
誰も頑張りませんよね?

究極の模倣です。

「アイ・ロボット」でも、「ブレードランナー」でも、
あるいは、「A・I」でも、荒廃した世界は大体が、
シミュラークルの行き過ぎなのです。

オリジンを取り戻しましょう。

そして、「困難な憧れ」を描きましょう。

それこそが、新しい活力になると、僕は信じています。


・・・・


オリジンを見つけ、育て、表現し、解放する方法は、
こちらの「シンクロニシティ
で学ぶことが出来ます。


そして、憧れを広めるためのメディア戦略は、
真夏の絶対領域メディア構築戦略セミナー
で語られます。


僕はただ、危機感を感じています。

こんな時代にも関わらず、まだ、
「成功者のマネをする」という、発想しか持たない人達が
あまりにも多いことに。

そこに憧れは生まれますか?

そこに本物は生まれますか?

絶対に、生まれないのです。

その憧れが、その情報が消費され尽くしたとき、
あなたの手元には何が残りますか?
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
頑張って消費したのはあなた自身です。

誰にも文句は言えない。

残るのは絶望と諦めです。

「俺にはやっぱり、無理だった・・・」

ダサくないですか?(苦笑)

死ぬほどダサいと思うのです。

だから、僕はこんなにも叫んでいるし、怒っているし、
危機を感じています。

「世の中バカばっかりになっちゃう(苦笑)」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
いいですか?

「既にバカばかり」ではないのです。

インターネットによって、テクノロジーによって、
これからもっとバカが量産されて行くのです。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
バカにされているんです。

「バカでも出来る」
「猿でも出来る」

バカにされてるじゃないですか?(苦笑)

怒りましょう!叫びましょう!考えましょう!
そして、行動を起こしましょう!

僕らと一緒に歩みましょう!

何かを感じたなら、ぜひ1度、僕らの仲間になってみて
ください。

シンクロニシティか、真夏の絶対領域メディア構築戦略セミナーで
お会いしましょう。

創造的破壊プロジェクト

シンクロニシティ

真夏の絶対領域メディア構築戦略セミナー


ちなみに、シンクロニシティに入会すれば、
真夏の絶対領域メディア構築戦略セミナーは無料で参加出来ますよ^^

では、また。

和佐大輔
------------------ここまで↑------------------------

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